堺雅人さんのコスプレものまね芸人ウェルダン穂積の「ポケットの中の闘争」

by堺雅人さんのコスプレものまね芸人ウェルダン穂積~ポケットの中と呼ばれてもいい、僕は自由のための闘争をする~(*‘∀‘)

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この世界の片隅にネタバレあり編「ガルマ・ザビもカズヒラ・ミラーもビックリ」(映画語りのコーナー)

前回に続きまして、

 

ネタバレあり編のはじまり~

 

ということで観た人だけお読みください

観た人が、そうだろうそうだろう、ウェルダン穂積に伝わって良かった良かった、

と思ってくれたら幸いです。

 

あとは絶対見てやるもんか、という人が

そんなすんごいのは観なくてはいけないな、と思っていただけたら幸いです。

 

もしくは予告編だけ見て、ネタバレレビューをみて

いやーすごい映画があってね・・・って人に言ってくれたらその人はみるかもしれないから

もう、それでもいい(^▽^;)

 

というくらいにオススメしたい。

 

と、いうことで・・・・・・

 

 

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

と、いうことで「ファー(;´∀`)」みたいな呼吸のギャグがさく裂しまくる日常は

笑いが止まらなかった。愛らしすぎて涙も止まらなかった。

 

なまりも含めてとにかく愛らしい主人公すず。

 

 

幼馴染と二人で夜を過ごさせようと家を追い出し鍵かける旦那の嫉妬と思い遣り

・・・・それに対して

 

「夫婦ってそんなもんですか!」と詰め寄るすず。

もう( ;∀;)涙しか出ない

 

使えるもんは使う知恵、工夫、力強さ、

優しさ、

 

絵心、空想の強さ

憲兵を笑い飛ばす市民の豪気に喝采を。

 

喫茶店に憧れるすず、

すずの絵に幼心を託す遊女の想い

 

名シーンばかり

 

で、心理描写の丁寧なのも最高なので本当に1時間10分くらいまでは

みてて幸せだったのだけれど

 

時限式爆弾の爆発

その直前が「がんばってくださ~い」

と呑気に手を振るすずだっただけにエッジが効いていてエグかった

 

はっきり言って残酷過ぎる

いきなり「エヴァかよ!」というように

 

絵の線がなくなり・・・・

マジか・・・不幸なフラグ全開( ゚Д゚)

 

こっから先は「もうやめてくれ」の展開

少女が亡くなるだけじゃなく、

手を失うのは、ちょっと悲劇過ぎる

 

家に落ちた焼夷弾がチリチリ床を焦がすのを見つめて

突然激昂して布団をかぶせる行為のあの感情も、辛すぎる

 

現実をぶち壊した「戦争の破片」が憎くてしかたがないのだ。

 

 

戦争は人を殺す、それは本当にただの一部分の悪にすぎない

大事な心を殺す、現在の暮らしを奪い、未来も長期にわたり奪っていく

 

戦争の本質は心を殺すことにあるのではないか。

だとすると、心を殺すシステムを持つ現代だって戦争に近づくこととも言える理屈が立つ

 

少し理屈を飛躍させたけれど、飛躍させてまで自分に引きつけないと、こうした悲劇が

血肉にならないと思う。

 

 

娘を失ったことに嗚咽するのが敗戦の報の直後。一気に感情が噴き出す、なんのための犠牲だったのか。

 

ぼーっとしたまま死ねたらよかった。

そうすれば不幸な闇、自分の本質なんて見ないですむ。

 

ただ、この本質には向き合い超えられる術があると個人的に思いまして

心の成熟と宗教や思想などのよりどころ、なのだと思う(だいぶ脱線しました。さらにこの場合はあまりに

痛すぎてその範疇ではないかもしれない(;'∀')

 

 

で、ラスト付近に突如出てくる

もう一人のすずと晴美ちゃん・・・・

 

敗戦後、人探しの中なんども他人と間違えられるすず・・・その人の姿が痛々しく哀しい。

そしてそれとリンクするようにもう一つの境遇を生きたすずと晴美ちゃん・・・

 

え?!これ夢落ちで、こっちが現実!!と一瞬思いドキっとする

 

ハッキリ言って後半見てて怖かった。

普通に子供のころ、お化けに怯えるように怖かった。

 

ラスト付近であの仕掛けは怖すぎる。

 

ようするにもしも右手ではなく左手で手を繋いでいたら晴美は生きていた。

だけど反対側に爆風をくらい(これは原子爆弾のものだろう)、肉体は腐敗し腐乱死体になったもう一人の誰か。

 

もうやめてくれって。哀しみのキャパを超えてくる(^▽^;)

そう言ったいみではちょっと腹が立つ

 

素晴らしくて、でも存在を揺さぶられて腹が立つ映画、そんなすんごい映画があるだろうか。

僕にはほとんど記憶にない

 

やっぱり今でも許せない気もするし。

それはガンダムの放映当時、ガルマの死が許せなくて抗議しまくったファンもそんな気持ちだったんじゃなかろうか(^▽^;)(その許せない、って意味でね(;'∀')

 

いやー、あれすずが死ななくてよかったよ。

死んでたら誰も納得しなかったんじゃないだろうか。(でももう一人の誰かが死ぬことでそれすら示唆している)

 

一体何なんだよ、あのファントムペインは!メタルギアソリッド5のカズヒラ・ミラーもビックリだよ(゚Д゚;)

 

で、年号を明確に表示せず、

その数日後みたいなので、あ、ああ、原子爆弾落ちちゃうよ(;'∀')と暗に煽るところなど演出が憎い。

 

さらーっと流すところはさらーっと流すところなど、とにかく技法が超高度。

 

かなり否定的に見ても否定できない完成度がある。

あの展開がひど過ぎて、納得いかん!って人はいるだろうけど(;'∀')

(僕自身納得できてるかわからない)

 

そう言った意味で見ると、登場人物を叩きのめして不幸にしまくってもたぶんあれほどの痛みを普通は感じないだろう。そこまでに積み重ねと感情移入させる魅力がなくてはいけないのだろうから。

 

そー考えるとほんと、してやられている。

 

で、すごいのはすごいでいいんだけれど

 

「お前だけは普通でいてくれ」という部分と

心を殺してしまう戦争の破片を憎むこと、これが今現在の僕にも生かせるメッセージなのでは、と思った。

 

「復興」という字が一瞬踊るのがラスト付近であるのだけれど

あれはただの敗戦からの・・・だけではなく、今の日本に向けられてもいるのだ、というのが容易に想像できる。

 

東日本大震災のことどれだけ覚えているだろう?

結局、忘れることこそが一番怖いのではないか。そもそもなにも感じていない(体験していない)ならその痛みをこうして感じることが大事なのだと思う。

 

いやーいい映画すぎてもはや映画なのかわからん。

(いや映画でしょう(^▽^;)

 

 

と、いうわけで観てない人はみてみてください。

今はほんと便利な時代。ネットで有料で見ようと思えば、スキマ時間で見れるんだから。