半沢芸人ウェルダン穂積の「ポケットの中の闘争」

by堺雅人さんコスプレ芸人ウェルダン穂積~ポケットの中で自由のための闘争をする(*‘∀‘)

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ジブリ映画「耳をすませば」がおもしろすぎる理由

あ~、せっかく物語が始まると思ったのに。
 
 
と太った猫を見かけ追っかける
少女の夢見る日常。
 
チャリンコを止める時に
立ちこぎして少しだけ重心を後ろにして
・・・
 
いや、いる?( ゚Д゚)このリアリティ!と
思ったところからグイグイ細かい描写に引き込まれ
 
その表現のすごみに気づいた。。
 
ああ、これ「東京物語」のように
後から何度かみて良さがよりわかるやつだ。
 
 
劇中にも出てくる光の当て方により
幾重にも輝く宝石のように。
 
 
これは良い映画だ、と思った。
 
ただし恋愛映画とは思えない。
恋愛映画とだけみれば、ボチボチ。
 
 
自分の原石を見つけ、
不安と孤独と
 
日常と戦い折り合いをつけようとする
情熱と
 
大人の人生の厚みと優しさが描かれた映画としてみると
とてつもなく良い。
 
 
明らかに二部構成のようになっており
後半の「小説を書くために勉学が疎かになり
不安で押しつぶされかける雫」のが
実に良い。
 
友達の家で紅茶とお菓子を持ち寄り
話す(女子会いいねー)が、手を付けずに飛び出す
感じ、とか小さな描写が実にうまい。
 
なんでこんなに漫画の顔で
リアルなんだろう?何の意味があるのだろう?
がだんだんわかってくる。
 
そんでもって監督の近藤 喜文(こんどう よしふみ)さんが
次代を期待されたジブリの人物だったのに
この作品が遺作となる。
 
残念でならない。
しかも「赤毛のアン」の作画や
「魔女宅」や「火垂るの墓」(キャラデザ・作画監督)
 
さらに「ノーマン・ロックウェル」のような
絵を描きたい、と語っていた、など
 
なるほど~~、と思った。
 
だから温かいのか。
 
原石の輝き、それを知る人間
自分自身の輝きと向き合うこと、
 
退屈なリアリティと
夢見がちなロマンティシズムの同居
 
が実に情熱的で良い。