半沢芸人ウェルダン穂積の「ポケットの中の闘争」

by堺雅人さんコスプレ芸人ウェルダン穂積~ポケットの中で自由のための闘争をする(*‘∀‘)

MENU

キリングフィールド。狂気の現実、その映画の描くもの

製造停止になっているDVDなので借りるのに苦労した。
カンボジアの内戦、
ポルポトの起こした悲劇キリングフィールドの特集を見てナチスの非道を超えるくらいの規模の非道を知らなくてはいけない気になり
借りてみたのだけれど・・・
 
キリングフィールド
 
映画としてかなり気味が悪い、
後味悪い、
 
やっといい人出てきたら、いきなり撃たれるからムカついてくる、という感じ。
 
監督曰く、
戦争映画ではない、という。
だいぶ後半になって支配組織クメールルージュの狂気の思想が出てくる。
 
 
「子供が過去に毒されていない神聖なものとして洗脳される。」
 
そしてその子供が殺人を指示するから、またそれ見てるとムカついてくる
なんでそんな意味わからん指示で殺されなきゃいけないのか。
 
家族という概念はバツとなり、存在を認められない教育をされる。
 
野菜を育てるのもダメ。
 
知識人は苦悩する農民を無視してきたので罪人
(これは嫉妬を煽るので力の作用としてはわかる)
 
オーディオコメンタリーによると、本当は映画より現実がずーっとひどい、という。
私もドキュメントで見た映像の方がショックだった。
 
オーディオコメンタリーで二度見ると、やっっと素敵なシーンが入ってくるようになる。
 
ラストシーンはジョンレノンのイマジンが流れるなか、再会する二人の交わす言葉があまりに清々しい。
「許してくれ」
「許すことなどなにもない」
 
二人は抱き合う。
 
監督は語る。
我々の暮らしには苦悩はあるが
戦禍はない。
 
人間は素晴らしい、ことを伝えたかった、のだという。
 
キリングフィールドの本当の狂気はあまり描かれていない、がその予感は十分にみられる。
 
その最中をかいくぐり描かれる人の情はあまりに尊い。
 
心にとても引っかかる映画に出会った。
なんという映画、なんという現実だろう。