タクシーに何度も乗ったことがない僕は
よくある
タクシーの運ちゃんが長話をしてくれて、どうのこうの、という人情話に憧れる。
明け方にタクシーに乗って
「この仕事長いんですか?」
ドキドキ・・・・
に始まり話しかけて、身の上を少し説明した・・・・
運ちゃんは前に仙台にいて大震災に思いっきり直面して
人生観が変わってしまった、という。
東京に出てきたこと、
子供の話や、
「一番いいのはね、公務員ですよ」
「あそこの居酒屋にもね、お笑いやってる人がいましてね・・・・」
いろいろ短い時間だったけれどお話してくれた。
だからなに、ってことはないけれど、
「頑張ってください」という気休めも大事なものなのだろう。
運ちゃんも頑張ってくれ。
気休めだけれど、人生の一端に触れられた気がした。